DELL mini9 に Ubuntu 10.04 Netbook Edition をインストール

DELL mini9 の SSD (32GB) がいっぱいになってしまって、整理するのも面倒なので OS を再インストール。Windows7 を入れなおしてもよかったのだけど、インストールイメージを作っておいた USB メモリが行方不明なので、先日最新の 10.04LTS がリリースされた Ubuntu を入れてみることに。

ネットブックなので、 Easy Peasy を入れようと思ったのですが、Bug#571016の問題*1にヒットしているようで、キーボードの選択からインストールが進まず。

もちろんインストールをしている時点ではこの原因には気付いておらず、イメージを USB メモリに展開する際に失敗しているのかもしれないと何度も USB メモリに展開しなおしたりしていました。試行すること3回、Easy Peasy の利用を断念し、本家 Ubuntu 10.04 Netbook Edition でのインストールに変更。

ここでインストール中に上記クラッシュレポートが生成され、Google で検索してみると USB メモリが原因であることがわかりました。実はここでも USB メモリへの Live CD の展開をやり直したり、インストールをやり直したりと、都合3回試行錯誤。1時間程度でインストールできると思っていたのですが、結果 Try & Error と原因究明に2時間ほどかけてしまいました…。

USB メモリが原因で Live CD イメージからのインストールプロセスにおいて、インストール先のパーティション作成などが行えず、インストールが失敗してしまうということなので、USB DVD-ROM ドライブがあれば万事解決なのですが、残念ながら所有しておらず。なんとか USB メモリから Kernel をロードし、起動させることができないかと思案したところ、Ubuntu ではネットワークインストール用の起動イメージも提供されていることが判明。そこで、このネットワークインストール用の起動イメージを USB メモリに展開し、これを利用して mini9 を起動した後、USB を外す、という方法でインストールできそうに思えてきました。

Try & Error には慣れているので、さっそく起動イメージを作成。これには UNetbootin を利用しました。

ここで

"Distribution" で "Ubuntu" "10.04_Netinstall" を選択
イメージを展開する USB ドライブを選択
"OK" をクリック

とすることで、ネットワークインストール用のイメージが展開された USB メモリを作ることができます。あとは、この USB メモリを mini9 に挿して起動*2するだけ。

起動後、インストールプロセスの画面に遷移します。必要なカーネル類はメモリ上に展開されているので、インストールプロセスの画面が表示されたら不安かもしれませんが USB メモリは抜いてしまいます。インストール自体は画面の指示に従っていけば終了します*3。
インストールプロセスの画面で「日本語」を選択すれば、画面に表示されるメッセージも日本語になりますので安心です。
処理が進むとインストールするパッケージを選択する画面になりますので、ここでは「Netbook Edition」を選択して処理を進めれば問題ありません*4。

インストール終了後、再起動すると Ubuntu が起動します。起動直後は無線 LAN がドライバの関係上有効になっていませんが、"システム > ハードウェア・ドライバ" から必要なドライバを追加することで無線 LAN を有効にすることができます。そのほかのデバイスはインストール時点ですべて利用できる状態*5です。もちろん音量の調節などのキーバインドも有効になっています。